「げきがすき!」「がっき したい!」「うた、うたいた~い!」
“ げきじょうのなかまでこんなことをしたい! ”という気持ちをもって集まった19人の仲間たち。
早速、どんな劇をしたいのかお聞きしてみるとー
「ふくろうのそめや!」
「おおきなかぶ!」
「ぐりとぐらのたまごの!」
「ぶれーめんのおんがくたい。」
と、それぞれの想いをお伝えてくれました。
劇だけでなく、楽器や、歌も歌いたい気持ちに溢れている、げきじょうのなかまたち。そこで、劇の中でみんなで歌ったり、合奏ができる絵本を探してみることになりました。
まずは、『ブレーメンのおんがくたい』(福音館書店)を
おあつまりのときに、みんなで読みました。
読み終わったあと、「がっき、やってなかったね。」と、楽器そのものは出てくるけれど、合奏をしていないことに気づいたことに気づいた子どもたち。ほかにも、探してこようと、その日の話し合いを終えました。
次のおあつまりのとき、ある方が持ってきてくれた、『もりのおんがく』(講談社)をみんなで読みました。
初めてみる楽器や色彩やかな絵に目を輝かせる子どもたち。
「このえほんでげきをしよう!」という気持ちが強くなっていました。
そのとき、「べつのえほんがいい!」とある方が、強い気持ちをもってお伝えしてくれました。
後日、その方が持ってきてくれた絵本『おんがくかいのよる』(ほるぷ出版)を、みんなで読みました。
『もりのおんがく』で気持ちが固まっていた子どもたちも、新たな素敵なお話に、ぐっと心を揺れ動かされた様子でした。
『おんがくかいのよる』のお話は、みんながしたいと言っていた、「合奏」と「歌を歌う」が叶えられるお話だったのです。
その後の話し合いでは、たくさんの気持ちを伝えあい、ついに・・・げきじょうのなかまの劇が、『おんがくかいのよる』に決まりました!
1週間以上、話し合いを重ねた、げきじょうのなかまたち。
スタートは少し遅くなってしまったけれど、
「うたをうたいたい!」
「がっそうをみんなでしたい!」
「たのしいげきをしたい!」
それぞれの想いがひとつになる。そんな劇を、みんなで一緒につくりあげていけたらと思います。
これからの生活を、どうぞお楽しみに~!